他院でのインプラント手術を断られてしまう患者様も、できる限りリスクを減らして負担を軽減した状態で施術して差し上げたい、と心より願っております。スタッフが丁寧にお話をお伺いしますので、当院でのインプラントをお考えの方は安心して是非ご相談ください。「インプラント治療をしたいけど、麻酔や手術のことを思うと怖くてできない」「持病があるため体への負担を考えると心配」という患者様には、静脈内鎮静法（リラックス麻酔）を行っております。

口腔の機能は咀嚼、発音、嚥下、のみならず味覚、消化への関与、脳への刺激、顔貌の形成、免役物質の分泌、ストレスの発散など、我々が生活する上で生命の維持とコミニュケーションの役割に大きく関与しています。失われたこれらの働きをインプラント治療により回復し、患者様のＱＯＬ（生活の質）向上の一助になれば、と願っております。

インプラントとは、歯の抜けたところに人工の歯根を植え、しっかりと顎の骨と固定した後、人工の歯を制作し装着する方法です。

インプラントは入れ歯と異なり止め金が不要なため、口の中がスッキリとし、本来の自然な歯ごたえが蘇ります。セラミックの歯が固定されていますので、固いものでも楽に食べることが可能です。また、インプラントは抜けた部分のみに治療できるので、隣接した他の歯を削る必要はありません。本来の歯数のバランスがとれ、噛む力による歯の負担が軽減されます。入れ歯が動いてしまい痛くて噛めない方への、 入れ歯を安定させる治療法としても有効です。

ヴィエント尾山台では、「スプライン」「T3-Short」「アストラテック」の三種類のインプラントを使用しております。歯を失ってお困りの方、現在の入れ歯やブリッジに不満がある方、あるいは他院で顎の骨が少なくインプラントができないと断られた方は、お気軽にデンタルオフィスヴィエント尾山台にご相談ください。 安全で確実なインプラントをご提供いたします。

インプラントには歴史があり、時代が進むとともにどんどんその形状や特徴は進化しています。おかげで、数種類の技術を使って、各患者様に最適の施術をすることが可能になっています。

開発当初、純チタン製インプラントが主流でした。素早く埋め込みが可能で形状も長持ちしますが、顎の骨の状態によっては埋め込み切ることができないため、患者様によっては使用できないこともありました。

次に開発されたのが、HA(ハイドロキシアパタイト)という素材を用いたインプラントです。HAは従来のインプラントとは異なり、顎の中で積極的に骨そのものと強固に結合する生体活性材料です。HAは骨と似た化合式を持つ素材なため、血液と触れると”骨の結晶”が発生し、骨とインプラントとの間に新たな骨が生成されます。骨の高さや幅が足りない患部にも骨を増やして土台を作れるようになったおかげで、純チタン性では適応できなかった患者様のお口の中にもインプラントを施すことができるようになりました。

さらに続けて発明されたのが「ワイド・ショート・インプラント」です。このインプラントは、フィクスチャー（インプラント体）の太くて短い形状に特徴があります。これまでは土台に足りる骨を確保するか、不足部分の骨をHAで生成するかの手法で行なっていましたが、そうせずともインプラントを取り付けることができるケースを可能にしました。これまでの手法だとインプラントが困難だった患者様にも、手術が可能になったのです。骨に穴を開けると同時に設置することができるので、短時間の施術で済み、患者様の負担を格段に増やすことができるようになりました。

各世代の多種のインプラントは、どれがもっとも優れているといったことはなく、患者様一人一人によってどのインプラントを使用するかが変わってきます。

当デンタルクリニックでは、HA材を使用したインプラント治療を行っております。
HA材とは、ハイドロキシアパタイトと呼ばれ、歯や骨を構成する成分です。
その成分によって治療期間が短縮でき痛み無く治療を行う事ができます。
インプラントは歯の抜けたところに、人工の歯根を植え、しっかりと顎（あご）の骨と固定した後に、人工の歯を制作し装着する方法になります。

当院では、HA材を使用したインプラント治療も行っております。HA材とは、ハイドロキシアパタイトと呼ばれ、歯や骨を構成する成分です。その成分によって治療期間が短縮でき、痛み無く治療を行う事ができます。
HAは柔らかい骨や薄い骨でも早期にしっかりと骨と結合します。このため、従来のチタンインプラントに比べ手術時間は短く、治療期間が大幅に短縮され、手術回数を減らすことができるという大きなメリットが生まれました。
「HAインプラントにはコーティング剤が剥がれてしまうという副作用がある」という批判も存在しますが、それは製品の生産時に誤った配合がされた場合にのみ起こる不具合についての批判であるため、HAをインプラントに使うこと自体は全く問題ありません。当院では正しく配合され生産された製品のみを使用していますので、ご安心ください。

当院では、医療機器メーカーZimVieのSpineTwist シリーズである「スプラインHAインプラント」を採択しております。チタンの表面にHAをコーティングしたこちらのインプラントを採用してからは「手術後の腫れや痛みが少ない」と大変多くの患者様に喜んでいただいております。

スプラインHAインプラントの特徴：
①歯が割れている場合や、歯周病などの症状がある場合でも、抜歯すると同時にインプラントを埋入できます（抜歯即時埋埋入）。
②上顎の骨など厚みが少ないケースで 骨を作る処置(ソケットリフト、サイナスリフト）と同時にインプラントを埋め込むことができるので、抜歯後の歯茎が治癒するまで、あるいは顎の骨ができるまで数カ月の間、インプラント手術を待つ必要がありません。

「インプラント治療はどうしても治療費や治療期間がかかる」

「数回の手術は必要」

「手術後の腫れや痛みが怖い」等のお悩みから、特にご高齢者の方や有病者の方などはためらうことも多いと思います。

スプラインHAインプラントは、このようなインプラント治療のデメリットであった患者様の負担を軽減し、治療費も削減できるなど数々なメリットがある、患者様に優しいインプラントです。

従来のインプラント治療は歯を抜いてからインプラントを埋入するまで3ヶ月〜半年程度かかりました。しかし現在では条件を満たすことができれば抜歯してそのまますぐにインプラントを埋入することが可能になりました。 同時に仮歯が入れられる状態であれば、歯のない時期は全くなくなります。それが抜歯即時インプラントという治療方法です。

ただし、抜歯即時インプラントがどの方でも適応できるとは限りません。インプラントを埋入できる十分な骨の量がある、 歯周病に罹っていないなど条件がありますので、慎重な検査結果が出ないと適応の不可が判断できません。

抜歯即時インプラントの流れ：
①抜歯
②埋入れのためのホールを形成
③インプラントを埋入れし、隙間を骨補填材で埋める
④状態によって仮歯を設置

顎の骨が吸収されたままの状態でインプラントを埋め込んでも、骨の幅が足りずに先端が露出してしまいます。 骨誘導再生療法（ＧＢＲ法）は、インプラントを埋入するために必要な顎の骨を再生させる方法です。

「インプラント埋入前に」骨の再生をする場合：
インプラントの埋入ができないほど大幅に骨の吸収がある場合には、骨補填材（骨生成材）の使用や、患者様自身の骨（自家骨）を採取・移植して歯槽骨や顎の骨の再生を促し、る骨幅を確保します。
「インプラント手術と同時に」骨の再生をする場合：
骨の吸収がそれほど激しくない場合には、インプラントの埋入と同時に骨の再生を行います。骨を作りたいスペースに骨の元となる材料を特殊な保護膜で覆い、再生を促します。

上顎へのインプラントで、骨幅が足りない場合に行います。 顎の上部には左右の鼻の奥に広がる上顎洞という大きな空間があります。 骨の吸収があると骨幅が少なくなるため、このままでは拡大した上顎洞をインプラントが突き抜けてしまいます。そのような事態を避けるために特殊な器具を用いて、上顎洞底部の骨を押し上げながら骨補填材（骨生成材）を注入し、手術可能な骨幅まで再生させます。

上顎洞底面にあるシュナイダー粘膜を骨から剥離して、そこにできたスペースに自家骨や骨補填材（骨生成材）を充填していき骨幅を確保します。
ソケットリフト法と比べると治療期間は長くなりますが、確実にインプラントを埋入するために非常に有効な治療法です。

インプラントをする前段階に重要となってくるものとして、「サージカルステント（サージカルガイド）」という、穴を開ける骨の部分を的確に指し示す器具があります。インプラントを埋め込む場所をドリルで掘る際、間違った場所を掘ってしまわないよう、3Dレントゲンやコンピューターを用いてこのサージカルステントを製作し、掘るべき場所を正確に定めていくのです。熟練した歯科技工士が製作する場合もあります。サージカルステントは患者様一人一人の口内の形に合わせて作られ、精度の高いインプラント手術の実現を促してくれる高度な技術の賜物といえるでしょう。

当院では、とりわけインプラント機器の改良に力を入れております。最新式の”ワイド・ショート・インプラント”という、通常のインプラントでは対応の困難な状態でもインプラント施術ができる手法があり、それを元にしたサージカルステントを製作しています。メーカー指定のこの器具を用いて、カスタマイズとシミュレーションを繰り返しながら、より質が良く、効果の高いインプラントを目指しています。

患者さまのCTデータをもとにおひとりごとに診断、作製した「サージカルガイド」を用いて精度高い埋入を行う手術です。 「サージカルガイド」は日本はもとより、世界中のインプラント手術で多く使用されております。

「サージカルガイド」を使用するメリット

① 手術時間が短縮される。

②痛み・腫れ・出血が軽減され、体への負担が少なく済む。

③インプラントを診断した位置に精度高く埋入することができるようになり、より審美性の高い結果が得られる。

④治療完了までの期間を短縮できる。

当院では国内で長年の臨床実績を有する純国産のインプラント支援システムの「Landmark System」 （アイキャット社）を導入しています。